【臭い】洗濯機の使い方3【黄ばみ・黒ずみ】
こんばんは、おちょこです。
洗濯機の便利な使い方や、よくある質問について数回に分けて紹介していきたいと思います。
以前、大手家電メーカーで勤めていた経験があり、お客様からよくご質問される内容に触れる機会があったので、どのメーカーの洗濯機でも恐らく共通だろうと思う内容を何回かに分けてご紹介します。
前回の記事はこちら。
nailbeautydiary.hatenablog.com
nailbeautydiary.hatenablog.com
文字数が膨大なので、目次より気になる項目をご覧ください。
■臭い
今の時期、だれでも経験しているだろう不快な生乾きの臭い。
恐らく殆どの方が実践していらっしゃる方法だと思いますが、よくご質問される内容だったので、臭いの対処方法についてご紹介します。
※漂白剤について
酸素系漂白剤は、緑の蓋のワイドハイター等の色・柄物に使える漂白剤。
塩素系漂白剤は、青い蓋のハイター等の白物に使える漂白剤。
塩素系漂白剤を使うときは脱色してしまうため、色・柄物の洗濯物は洗わないように注意してください。
同じ塩素系漂白剤でも、ピンクの蓋のキッチンハイターは成分が違うので、青い蓋の衣類用を使用してください。
蓋の色はどのメーカーでも共通なので、よく分からない場合は蓋の色を見て選んでくださいね!
衣類が臭い
この画像はやり過ぎですが(笑)、衣類やタオルを濡らすと、雑巾のような不快な臭いがする事がありますよね。
原因は菌の繁殖です。
なので、菌を繁殖しないようにしたり、除菌をしてしまえば臭いは取れます。
私は何故かこの臭いにかなり敏感で、周りが気づかないような臭いでも感じてしまい凄くストレスなので、臭いとずっと戦い続けていますw
それでは対処方法と予防方法をご紹介しますね!
漂白剤につけて除菌
もう臭いがしてしまっている場合は、漂白剤につけて除菌をするのが1番手っ取り早いです。
柄物、色物なら酸素系漂白剤(ワイドハイター等)を使ってくださいね。
酸素系漂白剤は水よりも温かいお湯の方が効果が高いので、酸素系漂白剤を使う際は是非お湯を使ってみてください。
※つけ置きに洗濯機を使用する場合は、40℃以下のお湯にしてください。
メーカーにもよると思いますが、高温のお湯に対応していない洗濯機が殆どだと思います。
白物やタオルの場合は、塩素系漂白剤(ハイター)がお勧め。
経験上、頑固な臭いの場合、酸素系漂白剤だと1度で取り切れない事が多いのですが、塩素系漂白剤だと1発で臭いが取れます。
これは自己責任になってしまいますが、タオルとか痛みの気にならないものであれば、容器に表記されている時間よりも長く、一晩以上つけておく方が効果があります。
普段の洗濯で酸素系漂白剤を使う
普段洗濯をする時に、洗剤と一緒に酸素系漂白剤(ワイドハイター)を使用すると、臭いが発生しにくくなります。
意外と酸素系漂白剤を普段使いしない方は多く、私の母もそうでした。
梅雨時期はそれでも臭うときは臭いますが、冬場などはこれだけでつけ置きをしなくても殆ど臭わなくなります。
白物を洗う時は、塩素系漂白剤(ハイター)を使えば、洗濯槽も除菌出来、一石二鳥ですよ!
すでに臭くなっているものと一緒に洗わない
すでに臭くなっている衣類には菌が繁殖しまくっています。
それと一緒に他のものも洗えば、その菌が他の洗濯物に付着してどんどん被害が増していきますw
すでに臭くなったものは漂白剤で除菌してから洗濯してくださいね。
出来るだけすぐ乾かす
洗濯物が濡れている時間が長いほど菌がどんどん繁殖していきます。
なので出来るだけ早く乾かすのが臭いの予防になります。
外干しが出来ない場合、乾燥機能がついている洗濯機や、衣類乾燥機をお持ちであれば、可能であれば洗濯後にすぐ乾燥する事をお勧めします。
でも、大抵は部屋干しをしますよね。
部屋干する場合は、漂白剤でしっかり除菌してから洗濯する事で、乾くのに時間がかかってもにおいが発生しにくくなります。
今の時期、部屋干しの機会が多くなると思うので、定期的に漂白剤につけて除菌をしてくださいね。
これだけで部屋干し臭がする事は殆どなくなりますよ。
また、部屋干し用の除菌・抗菌効果の高い洗剤を使うのも効果があると思います。
私はアリエールの部屋干し用がお気に入りです。
また、体をふいたタオルなど、濡れたタオルを一晩放置するだけでも菌が繁殖して臭いを発する事があるので、可能であれば、濡れたタオルは直ぐに洗濯をして乾かすか、漂白剤につけておいて翌日洗濯するようにすると臭いが発生しにくくなります。
槽洗浄をする
洗濯槽に菌が繁殖している場合、その菌が衣類にも増殖してしまい、臭いの原因になる事があります。
他にも色々メリットがあるので、槽洗浄は1か月に1回程度、定期的に行ってくださいね。
槽洗浄のメリットについてはこちらの記事をご覧ください。
nailbeautydiary.hatenablog.com
洗濯槽を洗濯籠代わりにしない
洗濯籠代わりに、洗濯をする衣類を洗濯槽に溜めておいて、溜まったらそのまま洗濯をするという方って結構いると思うのですが、そうすると衣類と洗濯槽に菌が繁殖しやすくなるので、洗濯槽も衣類も全部臭い!という事になりかねません。
特に濡れたタオルを他の衣類と一緒に放り込んでおくと…やばいです。
そうなると、槽洗浄したり、衣類を漂白したりと、手間がめちゃくちゃ増えてしまうので、洗濯籠は別に用意しておくのがいいですよ!
お湯取り機能を使っている
水を節約する為、お湯取り機能を使う事って多いですよね。
ただ、お風呂のお湯って、人が入った後は雑菌が繁殖しやすいんです。
菌の栄養になる人の皮脂があり、菌が過ごしやすい生ぬるい温度と湿度。
菌にとって天国のような環境なんです。
そんなお風呂のお湯を使えば、菌が衣類について臭くなりやすくなります。
なので、部屋干しをする機会が増える梅雨時期は、風呂水は使わない方が無難です。
使うとしても洗いだけにして、すすぎは水道水を使う方がいいです。
コスパ的にも、風呂水を使って浮いた水道代よりも、臭いを取るための漂白剤の方が高いですしね。
お湯取り機能については、こちらの記事をご覧ください。
nailbeautydiary.hatenablog.com
番外編:タオルがピンクになる
白いタオルがだんだんピンク色になってくる事があると思います。
これも実は雑菌の仕業なんです。
この場合、塩素系漂白剤につけておく事で色を取る事が出来ます。
もし塩素系漂白剤でも色が取れない場合は、還元型漂白剤(ハイドロハイター)を使用すると取れやすいです。
ドラム式洗濯機を使用していて黒ずんだり、黄ばんでしまったタオルにも効果がありますよ!
黒ずみ、黄ばみに関しては、後ほど紹介します。
洗濯機が臭い・下水臭がする
衣類のにおいは気にならないけど、洗濯槽が臭う、洗濯機周辺が臭いという事があると思います。
その場合の対処方法をご紹介します。
このケースって、何が原因なのかわからない事も多いので、紹介した方法を試しても改善されない場合は、メーカーに見てもらうのも一つの手だと思います。
機械臭だったとか、使っている洗剤や柔軟剤の組み合わせがたまたま悪かったとか、工場で調べないと分からないような事が多いんです…。
槽洗浄をする
雑菌臭はもちろんですが、何の臭いかよくわからないけど洗濯機が臭いと感じる場合は、槽洗浄をしてみてください。
洗濯槽が原因だった場合は、これで大抵解決すると思います。
槽洗浄の記事はこちら。
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下水臭がする:排水口を確認する
下水臭がする場合は、排水口が原因の可能性が高いです。
排水口が目詰まりを起こしていないか確認し、汚れていたら綺麗に掃除してください。
また、何らかの原因で排水トラップに水が溜まっていなかった場合は、排水トラップに水を入れて臭いが解消するか確認してください。
排水トラップが分からなければ、排水口に直接やかん1杯分くらいの水を流してください。
特にマンションにお住まいだと、高圧洗浄をお願いしたら下水臭がするようになったというケースが多く、掃除してもらったのに何故?というパターンが多いです。
この場合は、高圧洗浄した後に業者が排水トラップに水を足さずに帰ってしまったことが原因だったりします。
私も何度か経験しています(笑)
排水トラップって何?
排水口は下水とそのまま繋がっているので、そのままでは下水のにおいが上がってきてしまいます。
それを防ぐためのものが排水トラップです。
コップのようなものに水がたまるようになっていて、その水が栓の代わりになり、臭いが上がってこなくなるものです。
■黄ばみ・黒ずみ
白いタオルが黄ばむ、黒ずむ事があると思います。
原因と対処方法をご紹介しますね。
原因:黄ばみ
主な原因は、皮脂汚れがちゃんと落ちていなかったり、洗剤の量が多すぎて洗剤がきちんとすすげていない事が原因です。
皮脂汚れの場合は、襟元や袖口、わきの部分など、汗や皮脂が付着しやすい部分にハイターを原液でつけて、そのまま洗濯をする事で防ぎやすくなります。
※色、柄物には酸素系漂白剤(ワイドハイター)を使用してください。
洗い時間を長く設定する事でも効果があると思います。
全体的に黄ばむ場合は洗剤を入れすぎている場合が多いので、量を少なくしてみてください。
最近の洗濯機は節水型なので、洗剤容器に書かれている量だと多すぎる事があります。
適量は、洗濯機の本体取扱説明書で確認してみてください。
または、しっかりすすげるようにすすぎ回数を増やしたり、注水すすぎにしてみてください。
注水すすぎに関してはこちらの記事をご覧ください。
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原因:黒ずみ
ドラム式洗濯機を使用している方は経験されている事が多いと思います。
ドラム式洗濯機は使う水量が少なく、ドラム(洗濯槽)を回転させることで衣類を上から下に落とす事で叩き洗いをして洗います。
それが原因でタオルなどは特に黒ずみやすくなります。
また柔軟剤の量が多すぎても黒ずみの原因になります。
意外かもしれないですが、柔軟剤が蓄積していくと黒ずむんですよね。
タオルに関しては、普段は柔軟剤を使わず、ふんわり感がなくなってきたら柔軟剤を使うという洗い方がお勧めです。
これは、各タオルメーカーが推奨している洗い方でもあります。
あと黒ずみではなく、ぽつぽつと黒い粒のような模様がついてしまったというケースの場合、カビの可能性が高いです。
黄ばみ、黒ずんでしまった場合の対処方法
黄ばみ、黒ずんでしまったものを元に戻す場合の対処方法です。
衣類を傷める可能性が高いので、洗濯表示を確認し、自己責任でお願いします。
色・柄物には酸素系漂白剤、白物には塩素系漂白剤を使用し、2~3倍濃度のもので一晩つけてから洗濯をしてください。
それでも色が戻らない場合は、還元型漂白剤(ハイドロハイター)でつけ置きをしてみてください。
■まとめ
いかがでしたか?
今回は、今の時期気になる臭いと、黄ばみ、黒ずみについての紹介でした。
臭いに関しては、本当困りますよね。
臭いに敏感な私は今の時期、洗濯をする前日にバケツにタオルを漂白剤でつけておいて洗う毎日です。
タオルのごわつきや黒ずみなど、ドラム式洗濯機に関するお話が出てきましたが、外干しをする習慣のある日本では2槽式洗濯機から縦型洗濯機が普及したり、外干しの習慣のない国では洗濯から乾燥を行えるドラム式洗濯機が普及したように、洗濯機はその国の生活に合わせて作られており、それぞれ特徴が異なります。
後日、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のそれぞれの特徴や、どういう方向けの商品なのか等、これから購入を検討されている方に役立つような事を紹介したいと思ってます。